秋の種2019 釜山アーティスト参加中

キム・キョンファさんとユン・ピルナムさんが港民館で11月24日まで展示中。

福岡 上川端 リノベーションミュージアム冷泉荘内 ギャラリー港民館
秋の種2019
ユン・ピルナム+キム・キョンファ
展示タイトル「Net to Net・データとして定義できない記憶」
作品タイトル「自画像」

広島で2017年に行ったコラボレーションワークの続編。被爆樹木に包帯を巻き花が咲く様子を表した作品であった(秋の種2019フライヤー画像)。今回はその木の根を表現している。古着のチマチョゴリがビニールに巻かれて赤い糸によってミシン縫いされている、このたくさんのテープ状のもので木の根が拡がる様を出現させた。テープのなかにはハングルが見える。尹東柱(ユン・ドンジュ)が1939年に書いた詩の手書き原稿を複写したものである。
尹東柱さんは日本が支配していたころの朝鮮に生まれ、日本で学んでいた詩人。戦時中に囚われ、福岡市内の刑務所で1945年に亡くなっています。その経緯は戦時の暗い重い歴史ですが、彼の詩は生き生きと温かい。釜山のキムさんとユンさんが作品に込めた想い、メッセージは会場の置かれた茶色のリーフレットにしたためられています。11/24日曜まで。

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キムさん、ユンさん、キュレーターのシム・ウヒョン、宮本初音

福岡アジア美術館でのアーティストとキュレータートークに参加しているユンさん（左）とキムさん（右）。中央は通訳をしてくださったムン・チヨンさん。

港民館での展示風景